2023/04/12 14:08
「がま口」というからには「口金」がついた小物になります。
この「口金」、昔は真鍮製で非常に高価だったそうですが、現代は「鉄製」に代わっています。
(真鍮は柔らかく加工に適していたが、口金製造において叩くので手間がかかる)
当社も創業時は、「がま口」を製造することから始めまして、時代とともに「束入れ」「札入れ」「ラウンドファスナー財布」と
バリエーションを増やしていきました。
「がま口」の良さ、、、それは何といっても「使い勝手の良さ」でしょう。
大きく「口」が開くことで、小銭やカードの取り出しやすさは抜群であると思います。
また、「がま口のデザイン性」を活かすことにより、「おしゃれ」な雰囲気をも醸し出します。
キャッシュレス社会は確実に皆様の生活に浸透しつつありますが、まだまだ「がま口」の出番はあるように思うのです。。
ただここ最近は生活習慣も変化しており、ここ日本において口金を製造している会社は数軒です。
(無論、中国製の口金は市場にあふれていますが、、)
私共としましては、やはりこの「がま口文化」が生活習慣の変化と共に、ある程度廃っていくのは仕方ないにしても、
日本における、わずか「数軒」の貴重な口金屋を全くなくしてはならないと考えております。
大げさかもしれませんが、その使命を全うすべく、今後も充実させていく所存でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。